偏ってる映画日記

主に映画、ごく稀に本についての感想を自由に書いています。

映画『僕の妻はシャルロット・ゲンズブール』

2004年頃のフランス映画。

フランス人女優のシャルロット・ゲンズブール本人が主演している。

内容は、女優の妻を持ったしがないスポーツ記者の苦労の日常をラブコメディの形で描いたもの。

特に期待もなく、フランス映画という理由だけで観てみたが、思いの外とても良い映画だった。

私はフランス映画のストーリー展開に戸惑うことがよくあり、え?何が言いたかったの?となり、消化不良で観終わることが多い。文化の違いかもしれないが、アメリカ映画と比べるとストーリーも色遣いもぼやけている気がする。おかげで面白かったのかそうでなかったのかの判断が難しい。自分の理解力の無さから、作品の面白さがわからないんだろうか・・・と悩むことがある。

 

しかし、この作品は珍しく楽しく観ることができた。夫役のイヴォンのキャラが最高に良い。全体的にくたびれた感があり、いつも空回りしては怒っているが憎めない。

 

R指定になっているが、確かにこの作品のテーマの一つがヌードシーンについてなので、その描写がよく出てくるから仕方ない。というか、モザイク入れるようなシーンでも完全に無修正なので、目が点になった。とはいえ、フランス映画はやたらと過激なラブシーンが、しかも意味不明な展開で出てくることが多いが、この作品においては不自然さはなかった。

 

また、この映画に使われている音楽も素敵だ。

主にブラッド・メルドーというアメリカのジャズピアニストを起用している。とても美しいメロディで、作品の質を1.5倍は底上げしていると思う。

 

それから、印象的だったのは、作中でしばしばユダヤ人への侮辱的発言が出てくること。戦争映画や社会派映画でユダヤ人迫害の歴史を表現する為に敢えて取り入れていることはよくあるが、この作品ではただの日常会話の中に散りばめている。これはイヴォン自身がユダヤ人であるからこそできるジョークだろうと思う。

 

ちなみに、このシャルロットはフランス映画で時折見かけるが、私は若干苦手である。細くてモデル体型なんだが、顔が長いというか、口元が独特で惜しい容姿をしている。そして女優オーラが無い。なんというか、どっかの会社の地味な事務員みたいな雰囲気。80年代頃には絶大な人気があったらしいが、なぜ???という感じである。

この人の顔は知っていたが名前を知らなかったので、気づかずに観てしまった。観始めた時は、少しがっかりしたが、それを含めても面白いと思える良い映画だった。

 

あと、シャルロットのお母さんはあのジェーン・バーキンらしい。

 

 

 

 

 

 

 

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